速達生が実現するまで

実現に至るまでに大変だった事はありますか?

特に需要予測です。天気や曜日などいろいろな要素で飲食店様の出荷数は変化します。約5000軒の飲食店様の出荷を予測する事には多くの時間を要しました。工場出荷後2日以内の生ビールをお届けするという事と品切れをさせないという両方の約束を実現することは思った以上に大変な事でした。

繁盛支援業としての心がけとは?

繁盛支援業として普段から心がけているのはどんなことですか?

飲食店様の一歩前を見るという事ですね。現場で働く飲食店経営者の方はどうしても外の情報に接する頻度が減ってしまうので、流行やトレンドを見る機会も少なくなりがちです。そういう部分のギャップを発見し、お伝えすることが我々の役目だと思っています。

ビールを飲むお客様の意識にも何か変化はありますか?

一般のお客様の生ビールに対する意識はかなり変わってきています。美味しいビールと美味しくないビールの味の違いをはっきりと認識されているので、飲食店様で働く方よりもビールをよく飲むお客様のほうが生ビールの新鮮さにしっかり基準を持たれているなという印象を受けます。

そういった意味では、「新鮮で美味しい生ビールを届ける」御社にとってはシビアな状況ではないでしょうか?

そうですね。生ビールというものは日が当たるだけでも成分が変わってしまうほど繊細ですので商品管理には神経を使っています。その一つとして生ビールも含め全ての商品を絶対に再販しないと決めています。アルコール業界の多くの会社は返品されたものを再販することを当たり前のように行っていますが、それを絶対にしないと決めて5年前から全社で取り組みました。損をしてでも処分するという徹底さは、他の会社にはない試みだったと思います。

そのような、再販はしないという志も含め、マルト水谷らしさとはどんな事ですか?

やはり、飲食店様に付加価値を提供するということです。これは私が言い続けていることで、営業マンも含め、我々は皆意識として持っていると思います。

飲食店様からいただいて嬉しかった言葉などはございますか?

飲食店様のところへ伺ったときに「営業マンのアドバイスで売上が伸びた」という声や「販売部の子が元気よく挨拶してくれるからうちの店も元気になる」という声を頂くことは我々にとって一番嬉しいですね。一人一人が商品であり、倉庫に入ってからお客様のところへ届けるまでも全てが商品。その魅力ある商品を提供し続けない限り、速達生は成功しないと考えております。

速達生の将来像

速達生の将来像はどんなところでしょう?

飲食店様へ足を運ぶお客様から「速達生ないの?」と聞かれることですね。速達生を飲みたいという人が一人でも二人でも増えればいいなと思います。お客様から速達生を飲みたい、という声が上がるようになって、速達生のお店が繁盛していただけたら最高に嬉しいです。そのために家庭では飲めない本当に美味しい生ビールを最高の状態で提供すること。それには飲食店様と弊社との共同作業が不可欠です。

水谷副社長のパーソナルな部分についてお伺いしたいのですが、休日などはどのように過ごしていらっしゃいますか?

趣味は特にないのですが、老人ホームへ2、3ヶ月に1度ボランティアに行きます。5年前に初めてお手伝いに行ったとき、お年寄りの方がとても喜んでくれて「また来てね」と言ってくださったことがとても嬉しかったんですね。本当にやって良かったと。そこからボランティアだけは続けています。

最後になりましたが消費者の方にお聞きになりたいことはございますか?

きちんとした生ビールはどこで提供されているか、どこで美味しい生ビールが飲めたかなど、そういう情報を頂けたら嬉しいです。

「あ、ハッピーリングができた」というようにビールを楽しんで飲んで頂きつつ、美味しい生ビールというものに対して今まで以上に厳しい目を持って頂けたらいいなと思いますね。