他社さんが「速達生」と同じようなサービスを提供することはできるのでしょうか?

1社2社のビールメーカーさんでしたらできない事はないだろうと思うのですが、4社となるとこれは非常に難しいですね。メーカーの工場から直送してもらうためには、毎日10トン車が満載になる量を発注する必要がある。しかもそこには季節的な要因があって、1月、2月といった生ビールがあまり売れない時期でも、毎日10トン車を確保しなければならないので、他社さんが同じようなことをやるのは大変だと思います。

お客様に「ハッピーリング」を作って欲しい

「速達生」がサービス開始となりましたが、どういったサービスになっていくべきでしょうか?

90%の飲食店様で、生ビールは食前酒として出されます。飲食店様で出される最初の料理が生ビールなんです。
その最初の料理を、最高の状態でお客様へ出していただく。
そうする事によって、飲み終わった後のジョッキに「ハッピーリング」という泡のリングができる訳です。

私は、次のステージはぜひお客様にハッピーリングを作ってもらいたいと思っています。ハッピーリングを作る時、飲み方も多少影響するんですよ。
あんまり一気に飲んでしまうとできない。少し時間を置いて飲むと綺麗なハッピーリングができるんです。ハッピーリングはこうしたらできるんですよと、お客様にアピールして、ハッピーリングができる過程を楽しんでもらいたい。その過程を楽しんで飲んでもらえれば、きっと飲食店様も、ハッピーリングができる生ビールをこれからも提供していきたいという意識が高まると思うんです。

結果的にそれがやっぱりビールを飲むなら外食だよね、缶ビールよりもずっと生ビールの方が美味しいよねって言ってもらえることにつながる。そうなればコンビ二にお客様を取られることもなくなりますし、外食の文化も存在感が出てきます。

スタッフには人として正しいことを追求してほしい

速達生の開始にあたってスタッフの方へ伝えていることがあるそうですね。

我々は「2日間でお届けする」というものすごく大きな約束をしたのだ、と伝えています。一般のお客様への宣言でもあるし、それを守ることが社会に対する責任だと思うんですね。それを100%、飲食店様が安心する形で提供していかなければならない。それは単にシールが貼ってあるとか、2日間でいつも届いているとか、それだけの問題じゃないと思うんですね。
人として正しい事を追求していって、それを100%行動できる社員になることが大切だと思っています。飲食店様とお客様へ安心安全を提供できる会社を目指すために、一切の嘘偽りの無い、隠し事の無い、誰から見ても納得できる人間として追求していってほしいんです。

我々は自分達で作る商品なんて何もない訳ですよ。同じものを付加価値をつけて飲食店様やお客様に買っていただくためには、しっかりと飲食店様の役に立ち、お客様にも何か違ったものを提供する。これを実現するには、マンパワーしかないんです。あらゆる考え方を会社の中で一つにして、みんなで目指す方向を一致させることが重要です。

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